都内にお住まいのお客様より新規建具製作のご依頼頂きました。
新築物件において、施主様のご希望により旧建屋(100年前)の和室の欄間格子を再利用し、特注建具を製作させていただきました。
具体的には、廊下に設置されたLIXIL同等品の片開き建具に、再利用したランマ格子を組み込み、ホワイトアッシュ着色塗装を施しました。
また、通常の樹脂板ではなく、強化ガラスと和紙調ガラスを組み合わせたオリジナルデザインの建具を採用しました。
・ランマ付き片開き建具枠(表面材: テルウオルナット、寸法: 925×2,400)
・ランマ付き片開き扉(表面材: テルウオルナット、寸法: 849×1,887)
※住友林業施工のリクシル建具ユニット製品と同じ表面材とレバーハンドルを使用
※ 施主支給の杉のオサランマを再利用し、組子修繕を施して色修正はあえて行わず、額入りで使用
※上部に強化ガラス、建具には強化ガラスと和紙調ガラスの併用
追加工事として、既存家具のテーブルトップと衝立の改造も依頼され、全ての工事を1回で完了しました。